2. 人工地盤による復旧・復興計画とは

 

(1)人工地盤、かさ上げ道路って何?
 鋼製等の柱によって、津波に対して安全な高さまで地盤面をかさ上げした土木構造物です。安全を確保した人工地盤上に、住居や工場などを建設することができます。
周辺地域からの避難路、避難場所としての役割も担っています。

 

(2)本当に安全?
その地域での想定津波高さよりも高い位置に人工地盤、かさ上げ道路を設置して、安全な避難場所を確保します。関係する法令や基準に配慮し、地震力、津波の力を計算し、余裕のある構造計画、設計をすることができます。


(3)どこにでも造れる?
人工地盤は、森林の伐採や大規模な土地の造成を行いません。
現在の自然を可能なかぎり壊さずに建設できる「自然環境に優しい構造物」 です。

 

 (4)どんなものが建てられる?
関係自治体、住民参加による、 「計画的なまちづくり」 により、役所や学校などの公共施設をはじめ、住居と工場などの職場が近接した住み良いまちづくりが可能です。また、植栽などをすることも可能です。